素材のちから
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この度、食材情報誌 「素材のちから」 第58号(2025年秋)に弊社のエビのカダイフ巻きが取り上げられました。

記事中にもあります通り、「厨房の味方」としての弊社の製品や加工技術の素晴らしさをご実感いただけるよう、これからも精一杯努めてまいります。

カダイフ海老の可能性。

■ 海老のカダイフ巻き 本わさびとおろし添え

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海老のカダイフ巻きが広げるメニューの可能性

この、糸のように細いカダイフの美しさはどうだろう。見ているだけでサクッとした歯ごたえが伝わってくるようだ。本わさびを合わせてみると、意外にもこれがおいしい。まだまだカダイフ海老は外食店で目にしない。はじめるなら今がチャンスだ。

「カダイフ」とは?

カカダイフは「天使の髪」と呼ばれ、トルコや中東、地中海地域で使われる細い麺状の生地。カダイフを海老に巻きつけて揚げると、 海老の旨みにサクサクとしたカダイフの歯ごたえが重なり、たまらなくおいしい。

カダイフは細い麺状の生地

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神戸トレーディングのエンジェルヘアシリーズ

海老にカダイフを巻く作業は手間がかかるため、人手のことを考えるとメニューに取り入れにくい。カダイフをあらかじめ海老に巻いた「エンジェルヘアシリーズ」は仕込みいらず、誰でも簡単に調理できる。

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有頭バナメイえび カダイフ巻き

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加熱前

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内容量:
600g(30g×20尾)
760g(38g×20尾)
荷姿:
600g×20箱
760g(38g×20尾)

有頭えびの華やかさは特別感を演出し、思わず目を引く一品に仕上がります。

無頭バナメイえび カダイフ巻き

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加熱前

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内容量:
500g(25g×20尾)
荷姿:
500g×20箱

食感とビジュアルが新しさを感じさせます。新メニュー開発におすすめです。

バナメイ串えび カダイフ巻き

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加熱前

素材のちから
内容量:
400g(20g×20尾)
荷姿:
400g×20箱

カダイフを巻くと同時に串打ちもしてあります。時短調理の味方としてご活用ください。

※冷凍のまま170~180℃の油で約3分30秒揚げてください。

見た目の強いインパクトで、お客様を惹きつける。

「エンジェルヘアシリーズ」の可能性に目をつける外食店が増えてきた。海老にカダイフを巻いたユニークな見た目と新しいおいしさが簡単に提供できるのだから、これほど都合のいいものはない。カダイフを使うメニューは洋食の印象が強いが、今回は居酒屋での可能性を探ってみよう。

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店主 揖澤 裕幸さん

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「Pelle(ペレ)」兵庫県神戸市中央区

40年前に灘区で創業、30年前に今の店舗へ。お客様の年齢層は高めで、いい素材を使いグレードの高い料理をリーズナブルに提供する大人の居酒屋。ご当地素材の神戸牛を使った料理はかなりお得。特に神戸牛100%のハンバーグは自慢のメニューだ。1番売れるのがもつ鍋で、その他、新鮮な刺身、肉刺し盛り、肉寿司、ローストビーフ、ステーキ、さらに、唐揚げ、サラダ、自店のオリジナルメニューなどバリエーションは豊富だ。

「エンジェルヘアシリーズ」はメニューの応用範囲が広い

むき海老にカダイフを巻いた「エンジェルヘアシリーズ」は、まず、見た目がいいですね。細い糸を巻きつけたような海老の姿には、凄くインパクトがあります。最初に見た時には、〝何だろうこれは〟と思いました。サクサク、ホロホロとした食感がいいですよね。それに手間いらずで使い勝手がとてもいいです。

このユニークな姿を見ていると何か工夫したくなって「無頭バナメイえび カダイフ巻き」を揚げ、本わさびと大根おろしを組み合わせてみました。

揚げ物に本わさびが合うのか?と半信半疑でつくってみましたが、これが凄くおいしいのです。本わさびのピリッとした清涼感のある辛みがカダイフの油分をすっきりと切り、ほのかに感じる本わさびの甘みが、海老の風味と香りが合わさることで、より豊かなおいしさを生み出しています。食べてみて驚きました。

「エンジェルヘアシリーズ」は万能に使える

もう少し、「エンジェルヘアシリーズ」でメニューをつくってみましょう。

「有頭バナメイえび カダイフ巻き」を揚げて、タバスコがピリッと辛いオリジナルのトマトソースを添えてサラダチックに仕上げました。

有頭の海老はやはり豪華に見えますね。外はサクサク、中はジューシー、まるでレストランのメニューのようです。レストランで海老のカダイフ巻きを提供するためには、海老をむいて一本一本丁寧にカダイフを巻かなくてはなりません。海老のやわらかさを活かすように、カダイフを巻く強さを加減するには技術がいるようです。

しかし、「エンジェルヘアシリーズ」の「有頭バナメイえび カダイフ巻き」を使えば、居酒屋でも揚げるだけで海老のカダイフ巻きが提供できるのです。さらに、有頭タイプの「有頭バナメイえび カダイフ巻き」は見映えがしますから、ホテルのバイキングにいいのではないでしょうか。

次に「バナメイ串えび カダイフ巻き」で居酒屋の串メニューをつくってみましょう。そのまま何もつけずに食べてもおいしいのですが、串メニューをさらに楽しくするために、柴漬けのタルタルソースとにんじんのソースを添えました。

■ 串海老のカダイフ巻き 柴漬けのタルタルソースとにんじんのソース

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居酒屋の串メニューには、これほど洒落たものはそうありませんから人気が出るのではないでしょうか。とにかく、食べやすいのがいいですね。

柴漬けのタルタルソースのほどよい酸味と海老の甘み、そしてカダイフのサクサクした歯ごたえと香ばしさが一体になったおいしさは、居酒屋の即戦力メニューになるでしょう。ソースは和、洋、中、エスニックと使い分ければ、さらにメニューの幅が広がります。

最後は、「有頭バナメイえび カダイフ巻き」を揚げて神戸牛ローストビーフで巻き、玉ねぎベースの秘伝のソースを添えました。

■ カダイフ海老の神戸牛ローストビーフ巻き

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何とミスマッチな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これがまたおいしいのです。しっとりとしたローストビーフの食感と、サクサクとしたカダイフの食感が絶妙で、噛むほどに神戸牛の脂の甘みと香りが口いっぱいに膨らむ感じです。

私も40年居酒屋をやってきましたが、「エンジェルヘアシリーズ」を使うまではカダイフという食材を知りませんでした。カダイフはトルコなどでよく使われる、小麦粉からつくられる糸状の生地なのだそうですね。

生地で食材を包む料理は、フライやカツ、天ぷら、春巻きなど多くのメニューが日本にはありますが、海老のカダイフ巻きはそのどれとも違っていて独自の魅力があります。

だまだ外食店では見かけないメニューですから、他のお店で人気になる前に早く仕掛けたいですね。

2025年秋発行「素材のちから」第58号掲載記事より

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